

つるかわえきひろば
水と緑の豊かな自然環境に恵まれ、多世代の住民がバランス良く住む鶴川の街に、それらをつなぐひろばを提案しました。現在の鶴川駅には南北をつなぐ通路がないため、駅舎が街を南北に分断するように建っています。駅前は北と南で様子が異なり、北側は都市機能(商業施設や公共施設)が集積しているのに対し、南側は自然(川、緑地)に囲まれた長閑な風景が広がっています。街の北と南を大きくつなぐ「鶴川ひろば」は、駅の利便性を高めると共に、鶴川の新しいランドスケープを創出します。ひろばは奥行きの異なるコンターが段状に連なった形をしており、そこに生まれる様々な大きさのスペースは、利用者に多様な使い方を促します。また段状の形は視界に変化をもたらし、各レベルから鶴川の色んな景色を楽しめるように計画しました。ひろばの頂上にある駅の改札を出ると、鶴川の街をぐるっと一望できます。ひろばの北側には周辺の商業施設を補填するような店舗を、ひろばの南側にはイベントスペースなど、公共的で文化的な施設を配置します。いずれも屋外と屋内が入り混じった、外のような中のような空間を連続させます。開放的な大空間は、駅への通過動線としてだけではなく、人々が思い思いに好きな場所で過ごすひろばとなります。カフェでコーヒーを飲んだり、散歩しながらスペースとスペースを渡り歩いたり、気持ちの良いテラスで植物を眺めながらお弁当を食べたり、生演奏を聴いたり、鶴見川まで伸びるひろばで水辺空間を楽しんだり、このようなアクティビティが生まれる「鶴川ひろば」は、みんなのひろばとして、人々の生活の拠点、コミュニティや憩いの場となります。